職人とは?を考える

先週、母の墓参りをしに行く途中、建売住宅がたくさん並んでるのを見てびっくり!普段あまり外出しない私。まあ住宅兼店舗ですから当然なんですけどね。一ヶ月その道を通ってなかったんですけど、どんどん家が周りに建ってる!カフェも新しくできてるようでしたので店の雰囲気を覗いていたらびっくり!そのカフェの隣になんとか整骨院って看板があるではないですか!いつから??って驚きましたよ(笑)。しかも私と同じ会の会員(笑)。うちから数百メートルで徒歩数分のところ。まあコンビニの数より整骨院、接骨院が多い時代ですからね~。当たり前といや当たり前なんですが一言挨拶があってもいいのでは?と思う私は昔気質なんでしょうね~。

昔気質と言えば、先日の報道番組の特集で、3ヶ月で寿司職人になれる!ってのをやってました。どうやら女性の店主らしくミシュランの星を頂いてるそうで。以前もその関連の記事を私も書きましたが、今回は相当視聴者からの意見が殺到したようでテレビ局も困惑してるようでした。

先ずその寿司職人の大将らしき女性が寿司を握るところから映像が始まりました。するといきなり長い髪がうっとうしいのか髪を手でかきあげました。その手で舎利を握りネタを掴んで手際よく握ってます(笑)。それを食べたモニターは美味しいと絶賛してます(笑)。この時点でツイッターや掲示板にこのような書き込みがあったそうです。

「寿司握ってるのに髪触るとかふざけてる!」

「職人名乗ってんだよな?だったらバイトレベルでさえ気が付く簡単なことが出来ない時点で論外」

「私がバイトしてた和食店で、見習い君が手でアゴを触った瞬間に親方の包丁を持った右拳が綺麗にきまった(笑)」

などと書かれてたそうです。

次に、その女性職人は、まな板の上に包丁を置いてるんですが、刃が自分のほうに向いてる!決まりはないそうですが基本的には包丁の刃は自分のほうには向けてはいけないそうです。それは大切な自分の手を守るためだそうです。職人は手が命。これは私たちも同じなんでよくわかります。

そして第三者からみた感想がこう書かれてたそうです。

「これを見たら、ある程度の修行は必要ですね!」

「そもそも寿司屋の修行が長いのは暖簾の名に恥じぬ味と人物育成の為だからな」

「どっちにしろ3ヶ月程度で人様に出せる料理なんて無理と言っておこう」

などの意見だったそうです。

これはどの世界でも同じ事が言えるのではないでしょうか?

技術だけを、美味しいところだけを盗んで磨き上げても、肝心の「人として」という部分が育っていないのには「人の心を動かす」ことなどは到底出来ないと私も思います。今週から4年目にして初めて当院のスタッフ織田に私の技術を教えてます。もうさんざん「人を診るとは?」を学んだと思うのでいよいよテクニックに入ります。皆さんも影からそっと見守ってやってくださいね!私が言うのもなんですが今時いないような心暖かな優しいスタッフです!