いつも思うのですが、女性ってほんとに手荷物が多いですよね?男性なんて財布と免許証と携帯だけですみますもん(笑)。
こないだ免許の書き換えで免許センターへ行ったんですけど、前の席に座った若い女性なんて家出をしてきたの?っていうくらい大きなバッグ持参で(笑)。ちょろっとはみ出してたのは分厚い単行本!まあ読みかけの本なんでしょうが、わざわざ単行本を持ち歩かなくても文庫でいいのでは?ってね(笑)。
そういえば当院のスタッフ織田も大量の荷物(笑)。まあ教科書や柔道着やらで多くなるんでしょうね~~(笑)。そして最近はその手荷物プラス「骨格模型」!!(笑)。全身骨格の4分の一の模型に、等身大の骨盤の模型を抱きかかえながらの移動(笑)。この前なんて仕事帰りに織田が「先生、こんなに骨の模型を抱えながら世間を歩いて変に思われませんかね?」って聞いてくるし(笑)。「変やろ!!それわ!!」って爆笑しながら見送りました(笑)。
なんでこんなに骨格模型を持ち歩いてるかと言いますと、「体に解剖を教え込む」ためなんです。私の師匠に教えられたのは、「骨の模型に毛布をかけて、その毛布の上から骨を触って形を覚えなさい」だったんですが、その話しを織田にしたところ実践してるようです。
私たち施術者は悲しいかな「直接骨を触れません」。必ず筋肉や神経や血管や皮膚などを介して骨の状態を検査しなければなりません。それも手だけを使って。そうすると一番大事になってくるのは「イメージ」なんです。色んな検査を手で行いながら、「今ここはどんな状態なのか?」を「頭の中でイメージ」しなくてはなりません。このイメージ力を磨くには、「解剖学」が理解できていないと不可能なんです。いや、このイメージ力が先生の器そのものなのかもしれません。それには日夜「人間の構造」を頭の中で描き続ける必要があります。そして体の構造をイメージしながら次に行う治療はどうすべきか?という「シュミレーション」を行うのです。
例えば、外科の先生ならば手術の前には「ここをこうしてこうやってみよう」という計画を立てますよね?私も同じです。「前回ここをこうやって治療したから次はこうやってみよう!」だとか、「こないだこうやってみたら好反応だったからこれを続けてみよう」だとか頭の中で次にやるべきことをシュミレーションするわけです。これは先生ならば当然やるべき事だと私は思ってます。その日、その場だけ「その患者さんを診る」だけなら「先生は何も考えなくていい」わけですから。そりゃ楽です(笑)。だってその場限りの行為だけでしかありませんから仕事が終わったら趣味のなんかでもやろっか!ってね。違うんですよ、私の医学は。寝ても覚めてもシュミレーションなんです。夢の中でも患者さんを診てる(笑)。それが使命なんです、先生と呼ばれし者の。だからやっぱり趣味=仕事なんでしょうね(笑)。
織田も学校の実習にさえ骨格模型を持っていくなんてマニアックなスタッフです(笑)。でもそれでこそ私のスタッフ。一日も早く私の右腕として活躍してくれることを期待してます。好きに勝るものはなし!骨を、人間を愛して愛して愛しぬこうぜ!