お金で買えないもの

今年は夏が短く、秋も短く、一気に真冬に突入するという四季が全く感じられない年でした。相変わらず聞いたことがない「異常天候早期警戒情報」などという新しいような古いような気象用語がテロップで流れてます。今朝も12月下旬並みの気温だそうです。1ヶ月早く進んでる気がするのは私だけでしょうか??

そんな変な低気温の中、先週ついに我が家のパソコンが一台壊れました。幸いこのHPのソフトが入ってるパソコンではなく、HP用のパソコンが壊れた時のために予備で準備してた後発のほうが先に壊れてしまいました(笑)。

慌てて行きつけの電機ショップの信頼できる方に電話しましたところ「残念ですが寿命ですね」との事。頭のいい彼は続けてこう言いました、「先生のお話や症状から、どの箇所のどの部品が壊れたかも実はわかります。でもその部品を取り寄せて修理したところで他の箇所でも問題が起こってるのでは?と思います。」との事。

実は彼はかの有名なワープロソフトの「一太郎」を開発した元プログラマー。私が絶対の信頼を置いてる方なんです。その彼が言うのだから間違いありません、寿命なんでしょう。そこで早急に新しいパソコンを購入しなくてはならないので相談すると「今次のパソコンを手配してます」って言うではないですか(笑)。私と電話で話しながら反対の手元では同じ機種を店のパソコンで他店の在庫も含めて検索してたんだと思います。そして二日後彼の店に行くと「ラッキーでした。1台だけ在庫がありましたよ(笑)。他店からも注文が一杯入ってるのでこの一台をあの時押さえてなければ3週間待ちでしたね(笑)」って。素晴らしい段取りの良さ!(笑)。

しかも「これに増設するメモリーなんですが正規品でなくても正常に可動しますのでこれを2個増設しましょう。それとこれとこれが安いので・・・・。」と既に彼は我が家でいかに早急にパソコン環境を整えるのかをA4の大きなメモ用紙にぎっしり書いてるではありませんか!それを見ながら次々と計画を立ててる。だから話しが早いんです。それはお見事としか言いようが無い段取り力。おそらく彼は二日前に私が電話した瞬間から動いてる!ひょっとしたら帰宅後までプライベートな時間を使って私のことを考えてくれてた。それくらい「一人の人を思う」力が原動力となり彼は動いてくれた。だからお客さんは信頼するんですね、きっと彼を。

一通り我が家での設置までの話しをした後にお値段を聞くと、既に値引きもしてくれてました。果たしてその金額が他店より安いのか高いのかかは私はわかりません。いや、このご時勢なのでスマホで検索すれば数十秒でわかります。でもね、そんなことはどうでもいいんです。彼がそう言うならそれでいいんです。だって彼が私のために使った時間を考えただけでも嬉しい。

人って「如何に自分が居ない時に自分を思ってくれてたか?」っていう気持ちがもの凄く嬉しいもんだ。彼氏が彼女にプレゼントするときも同じ。彼女はプレゼントの品が嬉しいのではなく、彼氏がわざわざ店に足を運び選んでくれたという「事実」が嬉しいもんだ。そういうことをいつも彼は私に教えてくれる。

これは私の仕事でも同じなんです。治療中だけでなく、プライベートな時間にでも「今度はこんな治療方法へ変えてみよう」だとか、「こないだの治療であの人はどうなっただろうか?」とか考えてしまう。きっとこれは「そうしよう!」と思ってやってるのではなく「その人が喜ぶ顔がみたい」だけなんだと思う。それがわかる人にはわかる。だから彼でなくてはならないのだ。色んなことを含めていつもありがとうね!○○電機のMさん!!いつも勉強になります!広島へ転勤になったら広島まで電化製品買いに行きますね!(笑)