新年あけましておめでとうございます。
一年は早いもので、あっという間に新しい年が始まりました。毎年暮れに「良いお年を!」って患者さんに声をかけるたびに「あ~今年も終わるな~」って心淋しく思うんです。内心「今年も無事終わったな~」って思いながら。そして暮れのギリギリにギックリ腰をした患者さんの事が頭から離れない(笑)結局は新しい年を迎えたのに気持ちはず~っと引きずりながらの年越し(笑)これは医学の世界にいる者の宿命なんでしょうけどね。
さて、今朝のニュースで宇宙ステーションに滞在してる飛行士の身長が9cmも伸びた話しをしてました。過去に5cm伸びたっていう飛行士の方はいたようですが、9cmなんて凄いですよね!!
そこで「宇宙ではなぜ身長が伸びるのか?」を簡単にお話したいと思います。単純に考えると、基本的に手足の骨の長さって変わりません。いや、骨の長さってものはどの部位でも変わりません。なのに9cmも身長が伸びる理由は、「椎間板の厚みが膨らんだ」からなんです!
背骨の骨と骨の間にあるクッションで脊柱全体で23個もある椎間板。これは膠原繊維(こうげんせんい)と呼ばれる弾力性のある繊維でできていて、水分を多く含んでるんです。だから骨と骨の間に存在し関節の動きを滑らかにできるんですね。ところが、地球上では人間は重力を体に受けます。いわゆるGがかかるので椎間板は圧縮されます。唯一Gがかからない姿勢は「寝る」姿勢。そのいい例が人は朝起きた時、身長が最も高く、夜には低くなるんですね。このGがかからない宇宙では「椎間板は水分に富んで膨らんだまま」なので身長が高くなったというわけです。やはりGに限らず何かの圧力を受けることは人を「萎縮」させるんでしょうね(笑)
今年は当院の開業25周年という節目にあたります。またスタッフ織田の国家試験という最大の節目でもあります。できるだけ色んなGを取り除き9cm身長が伸びるような年にしたいです!(笑)どうぞ今年も真弓接骨院をご愛顧くださりますようお願い申し上げます。
2018 1月 院長 真鍋直幹