PM2.5の臭いについて続編

相変わらず異常気象が続いてる日本列島。3月下旬から4月にかけて「もう夏?」ってほど一気に気温が上昇したかと思えば、この三日間は雨に伴い気温が急降下。「どっちやねん??」と言いたくなるようなこの気温の差(笑)「気候に体が伴わない」ため体調を崩してる方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

そして平年より早く沖縄、奄美地方が梅雨入り宣言。全国的に天気予報が大きく外れだしましたので、ここ四国の梅雨入りも例年より早くなるのかもしれませんね。

そして皆さんはお気づきになりましたか?珍しく今年の梅雨入りは「奄美地方が真っ先に梅雨入りし、その後沖縄方面が梅雨入り」しましたよね?変だと思いませんか??通常なら沖縄地方が先に梅雨入りし、それから奄美、鹿児島地方、そして九州全域や四国方面が梅雨入りするはずなんです。それなのに今年は奄美が先に梅雨入りし、後日沖縄の順番。この逆の順番になった原因は「太平洋高気圧の張り出し方」にあるんですね!梅雨前線を押し上げるように太平洋高気圧が下から張り出したんです。本来なら太平洋高気圧はもっとこの時期には下にいるはずなんです。それが大きく南から張り出したため梅雨前線が上に押し上げられ、先に奄美地方が梅雨入り。その後太平洋高気圧が南下したため次に沖縄方面が梅雨入りになったんですね。当然この太平洋高気圧の張り出し方によって偏西風の位置が大きく変わる!

結果、先日北海道方面に大量のPM2.5が流れ込んだようです。

もうこのHPの読者の方ならご存知だと思いますが、「西日本と北海道のPM2.5濃度」はどちらが多いと思いますか?簡単ですよね?そりゃあ中国大陸に近い北九州や中国地方です。もっと極端に言えば、北は北陸や東北地方までで北海道へは大量のPM2.5は届かないとさえ思っていました。

ところが・・・、先日このHPの過去の記事に札幌在住の方からコメントをいただきまして調べたところ信じられないような数値のPM2.5濃度を道央で記録されていました!

参考までに4月27日の道央周辺のPM2.5の数値を挙げてみます。

川南134 南14条120 月寒中央114 北19条94 北1条92 発寒87 篠路84 厚別72 東18丁目67。

35μg以上で「持病がある方は注意」、75μg以上で「不要な外出は控え屋外での運動は避けてください」です。

この日、道央で100μg以上を観測したのはほぼ半数の地点。この数字は北九州でも滅多に出る数値ではありません!そして、この札幌にお住まいの方は「PM2.5が臭う」とコメント下さいました。ですが残念な事に(幸いなのかもしれません)ここ四国の高松市では一度も観測されたことがないような数値ですので「焦げ臭い」のか?「なにか燃やしてる」ような臭いなのかはわかりません。ただ、その日前後に北海道では大きなニュースだったようですので「相当はっきりした臭い」だったのかもしれませんね。

そこでYou Tubeで検索したところニュースが複数取り上げられてました。参考までに「札幌市PM2.5濃度上昇。一時基準の約3倍」で検索してみてください。「北海道ニュースUHB」が投稿してます。「焦げ臭い」という意見をインタビューで応えてる方がいらっしゃいました。おそらくこの濃度までいくとはっきりと感じたのかもしれません。PM2.5は無味無臭とされてますが、空気が澄んで汚染されていない北海道だからこそ臭いをはっきりと感じたのかもしれませんね。コメント下さいました札幌市の方ありがとうございました!引き続き「PM2.5に臭いはあるのか?」の情報を集めたいと思います。これをお読みになった方で「私も臭いを感じる!」って方がいらっしゃいましたらご一報をお願いいたします!