段々と梅雨入り間近を示唆するような変なお天気が続く四国です。蒸し暑く冷房を入れようか?どうか悩みながらもまだ自然体をキープしてる我が接骨院(笑)。
そんな中、毎日毎日一生懸命手技の勉強に励んでる織田先生。私の体を使って色々試し、必死に学ぼうとする姿勢には師の私としても感慨深いものがあります。
何の世界でもそうですが、初めて挑戦する時には緊張と不安が必ず付き纏います。しかし、トライしないのには何も始まらない!「トライ&エラー。トライ&エラー」の繰り返しの「積み重ね」によってでしか道は開きません。それを恐れていては「その場で足ふみをしてる」のと一緒!一歩でも前へ進むためには新しい事へ挑戦あるのみ!です。織田先生はそのことをよく理解し勇気ある性格ですので飲み込みも早いです!隙間時間を見つけては私がベッドに横になり技を磨いております。御来院の患者さんにはお待たせすることもあるかと存じますが何卒これからの若い先生のためにも寛大なご理解をお願いいたします!
さて、昨日のニュースで嬉しい話題が挙げられてましたね!「大阪大学医学部で初のiPS細胞で作られた「心筋シート」を使い移植!」だそうです!
皆さんご存知のように、目の網膜や角膜などの移植は臨床で既に行われています。でも内臓の、しかも心臓への移植となりますとこれは即命に関わってくるためまだ先の話しかな?と思ってましたが既に始まるそうです!嬉しいですね!素晴らしいことです!
少しこの内容を説明しますと、人間には3種類の筋肉があります。骨にくっついてる筋肉で骨格筋と呼ばれるもの。これは一般の方々でも自分の体を見れば分る筋肉ですね。次に平滑筋と呼ばれる筋肉で、内臓の筋肉。例えば胃だの腸だのであったり血管の壁や消化器系を繋ぐ管だったり。そして今回移植を行う心筋。これは心臓だけのための筋肉で、簡単に言えば血液をポンプする動きをする筋肉。これが弱ってくると心臓のポンプ力が弱くなり全身に必要な量の血液を送ることが出来なくなってしまいます。それを「心不全」と言います。勿論、この心不全=死。ですので今回はiPS細胞を使い薄いフイルムシートへと心筋細胞を培養し、それを弱った心臓の筋肉部分に貼り付けて「もう一度心筋を再生しよう!」という手術なんです。その心筋シートは本人の細胞から培養されてますので「非自分ではなく自己」として免疫機構が認識しますので攻撃を受けない!ここがiPS細胞の凄いところです!そして移植された心筋シートはどんどん細胞分裂していき増えます。増えると心臓の筋肉自体が復活し元気に動くようになる!結果全身に新鮮な血液を十分送れるので他の内蔵や筋肉、血管や骨なども若返る!素晴らしい!の一言ですね。当たり前のように世界中の人々がこの治療を受けられたら絶対に人間の寿命は延びますよ!しかもその日はそう遠くは無い!失敗があるからこそ成功がある!「トライ&エラー」の連続の積み重ねの先に成功がある!織田先生が私と同じ事が出来る日も、きっとそう遠くはないと思います!。