先日今年を表す漢字に「災」が選ばれました。正直ネガティブな文字だと感じたのは私だけでしょうか?確かに異常な気候のため災害が多い年でした。
ここ四国は高知県に日本有数の岬である足摺岬と室戸岬があります。この二つの岬周辺へは昔から頻繁に台風が近寄ってきます。しかし今年は、まさかの紀伊水道通過の台風が複数ありました。たぶん四国や関西圏の方々は「このコースだけは無いだろう」と高を括ってたと思います。でも何週も連続で台風はこのコースを通過しようとしてきました。その結果、愛媛に岡山など瀬戸内の穏やかな場所でも洪水が起こり大勢の方々が被害に遭いました。
「もう何が起こっても不思議ではない」という過去や常識が通用しない出来事。年々初めて起きる出来事が増える中、「我々は地球上で生かされている」という実感をこれほどまでに感じさせられた年は無かったように思います。
人って無力です。どんなに文明が発展しようとも「自然界の力」には勝てません。だからこそ人間の力ではどうにもならないものへ力を注ぐべきだと私は思います。
例えば、歪んだ体を戻せば何故頭痛が消えるのか?捻じれた体を元に戻せば内臓も良くなるのか?などなどのはっきりとした根拠がないものは「医学」ではないのでしょうか?確かに血圧が高い、血糖値が高いなどは血液検査ではっきりと立証されますので薬という化学合成剤でそれらを下げることが出来ます。でも骨を矯正することでもこれらの数値が下がることも多々あります。しかしそれらを検証したり立証する場が我々手技療法家にはありません。その「場」さえあれば間違いなく立証できることも多々あるんです。仕方ありません、法律で「医師以外はやってはならない」ことがほとんどですから。でも、人間には「自然治癒能力」という「自分で自分を治す力」がみんなあります。私はその力を最大限に引き出せる環境を整えることが仕事です。けっして私が治してるのではなく「治してるのは患者さん自身の自然治癒能力」なのです。ある意味、「私はそんなにたいした事をしてるわけではない」のかもしれません。それよりかは自然界の力、自然に癒せる力のほうがはるかに大きいからです。例え良い薬を飲んだとしても、治してるのは患者さん自身の体なんです。だからこそ、自然の力にもっと目を向け、自然界を壊すような人間のエゴは慎むべきだと思うんです。
プラスティックのストローの製造が禁止になるそうです。早速「トウモロコシ」「水に溶ける紙」「木材」などの自然界にある材料のストローが発売され始めたそうです。事の発端はストローが海亀の鼻に刺さり涙を流してる映像だったように記憶してます。でもこれらはほんの一例でしかありません。まさかPM2.5で毎年大勢の方々が亡くなってるなんて誰も知りません。それに気付くには、あの「海亀の涙」のような映像が流れない限り無理ないのかもしれません。「自然界に生かされてる人間」、それを身をもって感じた2018年。私の今年の漢字は「自」に決定です(笑)。
最後に、2018年も当院をご利用くださいました患者様、そしてこのブログやHPをご覧頂いた読者の方々、ほんとうにほんとうにありがとうございました。皆様のおかげで今の私が居ります。来年も一人でも多くの方に本物の医学を伝えるべく戦場へ向かいます。どうぞ2019年も真弓接骨院をご愛顧くださりますよう宜しくお願い申し上げます。皆様にとって健康で幸多き年となりますように! 真弓接骨院 院長 真鍋直幹 勤務柔道整復師 織田 はづき 2018 12月