PM2.5に臭いはあるのか?続編

先日来、札幌市の方々から北海道でもPM2.5の濃度が高く「焦げたような臭いを感じる」とのコメントを当院のブログのほうに頂戴しました。確かにここ四国でも昨年の晩秋からPM2.5の濃度が一桁になる日は殆どありません。特に今年に入ってからは「最低でも15μg以上」。多い日にはレッドマーク(35μg以上)が点灯しっぱなしの日が連続しております。そして今朝のニュースでは「午後から西日本が高濃度になる!」と警戒を呼びかけてました。それもそのはず、今朝の韓国ソウル市内では「145μg」という数値に達したそうです。これはソウル市内では初の高濃度記録だそうです。「70μg以上で不要な外出は控えて下さい!」なので、その倍以上の濃度になってるわけです。私もそうですが、PM2.5は中国がメインだとばかり思ってました。もちろんインドやパキスタンも近年ではPM2.5の発生源として注目されてますが、まさかの韓国です。その関連記事がありましたので参考までに引用させていただきます。<PM2.5:ソウル、ついに大気汚染世界ワースト1位!2位は仁川>5日午前、ソウル・光化門広場から約2キロメートルの距離にある北岳山が見えなかった。5日連続で微小粒子状物質(PM2.5)をはじめとする粒子状物質が韓国全土を覆ったためだ。粒子状物質に覆われた同日のソウルは、周囲の物を見分けることすら難しかった。同日正午、ソウル市のロッテワールド・タワー展望台入り口にある案内板には「視界1~4キロメートル」と書かれていた。121階の展望台に上がると、約3キロメートル離れた総合運動公園でさえ屋根の輪郭がやっと分る程度だった。同日午後5時現在のPM2.5平均濃度はソウル市で1立方メートル当たり144μg、世宗市で153μgを記録するなど、全国的に過去最悪の状態が続いた。ソウルの場合、日中に一時178μg、忠清北道は239μgにまで上昇した。政府は6日、再びソウル市をはじめ全国16地域に粒子状物質の非常低減措置を発令した。首都圏と世宗市、忠清道地域は初めて6日連続での非常低減措置発令で、「最長非常低減措置期間」記録が連日更新されている。世界的な大気汚染調査機関「エアビジュアル」の都市別空気質指数(AQI:PM2.5などさまざまな大気汚染の数値を評価する指数)によると、同日午後5時現在の大気汚染度世界1・2位はソウル市(188)と仁川市(180)だった。中国の北京市(45)は58位だ。国際環境団体グリーンピースが経済協力開発機構(OECD)加盟国の都市ごとにPM2.5の濃度を測定した結果でも、汚染度が高い上位100都市のうち韓国の都市が44都市も入り、加盟国の中で最も多かった。・・・・朝鮮日報日本語版よりこの後、韓国政府も緊急にこの問題に対応するための会議を開いたようです。そして問題は、今日の午後には「この高濃度のPM2.5が西日本に飛来する」という事実です。今現在、ここ高松市はどんよりとした曇り空で視界も悪いです。現在のPM2.5の濃度は珍しく一桁です。しかし福岡県では既に35μgを越えてきてます。午後にはここ高松市内でも相当高い場所がでると思います。併せてその瞬間の臭いも敏感になって感じてみたいと思います。いつもコメントをいただきありがとうございます!